FX投資のココロ
◎レバレッジと損益


私のメイン口座である外貨exでは最大レバレッジが選択できます。
口座開設時に特に何もしなければ、10倍までですが、
レバレッジ変更の書類を出せば、最大100倍まで
設定可能です。

一般的には、取引先の会社によって最大レバレッジは
あらかじめ決められています。
大体10倍〜200倍までくらいでしょうか。

レバレッジとは、簡単に言えば、証拠金の何倍までの金額を
ポジションとして持てるかを表す倍率のことです。

10倍なら、10万円を証拠金として口座に入金すれば100万円までの
通貨を取引出来るようになります。
USドルで言えば、おおよそ1万ドルですね。

レバレッジが100倍になると、1000万円まで取引出来るようになります。
USドルで言えば、おおよそ10万ドルですね。
限界までポジションを持つと、1円不利な方向に相場が動くと、
証拠金がゼロになっちゃいます。
100倍200倍という数字は、そこまでいけるだけで、実際の取引量としては
あまり現実的な数字では無い気がします。
取引の口座だけ見れば、丁半博打に近い状態です。

が、実は口座にいくら入金する必要があるかと考えます。

取引したい通貨量から逆算して口座に入金するとしたら、
レバレッジが低いと、多くのお金を口座に入れておく必要があります。

つまり、投資として100万円運用するつもりで、10万通貨取引しようと
したとき、10万円入金するだけでいいのか、100万円全部入金する
必要があるのかです。

もし、10万円ですむのなら、残り90万円は銀行口座に残しておけます。
銀行から少額ながらも90万円分の利息を受け取ることが出来ます。
必要になれば、その時、追加で入金すればいいのです。

逆に100万円全部入金したら、当然利息は受け取れません。
同じ資金で、同じ取引を行って、同じリスクなのに、
前者の方が効率がいいのは明らかです。

要は、レバレッジは高いほど取引の自由度が上がるということです。

当たり前のことですが、利益と損失を決定付けるのは
取引している通貨量で、証拠金の額ではありません。

ここ、実は勘違いしそうですよ。

具体的に言えば、
低いレバレッジであろうと、高いレバレッジであろうと
1万ドル買っていて1円円安にいけば1万円の利益です。
そのときの証拠金が1万円だろうと5万円だろうと同じことです。

最大レバレッジを低く設定するのは、多額の損失を被る可能性を
強制的に下げているに過ぎません。
つまり、最大レバレッジを低く設定している取引会社は、投資家を
保護する思想が比較的強いと考えられます。ハイリターンを狙う
人には避けられるでしょうが、取引会社の信用度を重視する人なら
一つの指標として見てもいいかもしれません。

実際には、取引会社との間で何倍に設定していようが
損益には直接的な影響はほとんど無いと思います。
重要なのは、取引する通貨量だけです。
「当たり前ジャン」

ただ、私のように初期資金が少ない者にとっては、
100倍くらいないと投資のポイントを分散出来ないのです。
最大レバレッジが低いと、同じリスクをとるにも、
拘束される資金の量が増えてしまって、運用の効率にも
影響がでてきてしまいます。

最低取引単位が1000通貨の会社を選択しているのも
同じ理由からです。一点集中で投資資金を投入する状況を
出来るだけ避けたいとの思いです。

もちろん、投資スタイルも投資資金も人それぞれです。

個人的には、「取引したい病」や「ポジション持ちたい病」にかからなければ、
最大レバレッジは高く設定されていたほうがいいと考えています。


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